数年前までMOZANBLOGなるものを書いてきましたが、仕事の都合上ここ2年間ほどストップさせていました。
日本には個人的な理由で2年ほど戻っており、数社の某投資銀行でコンサルタントなどをやっており、センシティビティの問題から、自分のブログへのアクセスは制限させていただいておりました。もちろんリクエストがあればアクセス用のパスワードを個人的にお渡しおりましたが。
現在は色々な理由もあって、シリコンバレーに戻ってきております。この世界恐慌ではどこに居ても状況は同様ですし、アメリカに置いてきた家も心配だったので。ええ、またキャピタルプロジェクト、つまり建設系の仕事です。米国は大恐慌に片足を入れている状態ですが、そういうアメリカの「事故現場」をこの目で見たかった理由もあります。アメリカの話が聞きますが、日本の報道はあまりに正確さが欠けているので、日本から見ても何も見えないのです。特にオバマ政権の報道はヒステリー気味で、事実が日本からはほとんど何も見えませんでした。
また、アメリカは大学にも行った国で、愛着もあります。特に実力だけは評価して、伸びる人をもっと伸ばしてくれるのもこの国です。日本に戻ってグリーンカードを今返却するのも名残りおしく感じたのは本音です。別に仕事があれば暮らすのは米国に限る必要も無いのですが。
さて、2年ぶりに帰ってきた米国は、まず別の国になっているような感じがしたのが第一印象です。何度も何度も「あれっ、自分の思い違いかな」とは思いましたが、やはり2年前とはまったく感じが異なります。これはどうしてでしょうか?
まずは不景気。シリコンバレーといえば、ハイテクというキラキラしたイメージがあります。ベンチャーで大当たりした子供が豪邸に住んで最新のメルセデスを走らせる、という典型もありました。だから、高速道路は最新の高級車だらけ、レストランは人でごった返し。であったはずのここが、高速道路はガラガラ、新車はほとんど走らず、レストランは週日なら閑古鳥、といった具合。失業率が10%以上で、いつ自分が仕事を失うか分からないという状態では新車も買えないというわけです。
不景気とつながり、オバマ大統領による新政策もアメリカを変えつつありました。現実感が薄く、理想論に頼った政策は効果が無いどころか税金の無駄遣いでしかなく、ヨーロッパ型を意識した改革はアメリカのアイデンティティーの破壊が指摘される程でした。選挙の時にムードに便乗したオバマファンも今は現実に戻りつつありま。スピーチばかりで何もしない大統領に皆が惑わされている状態です。
さて、そういった困惑、不満で再開した米国生活ですが、このブログを使って考えを残しておこうかと思います。自分が米国に来ようと思った時まで遡って再考、という仕切りなおしのつもりで。