日本の外資でよく見かけるのが、「日本音痴」の日本人の人達。英語はもちろん流暢ですが、日本語は壊れ、日本のビジネスも分かっていない。
そういう人の多くが、海外で生まれ育ったり、生まれ育ってなくても海外の学校を卒業して米国で就職してこちらに渡って来た人達です。特に最悪なのが、高校や大学から海外に渡った組です。英語も中途半端ながら、日本語も中途半端。
日本に来た、ということは、そういう希望があってのことと思いますが、日本のインフラ、文化のみでなく、言葉が分かってないので、とにかく仕事が進まない。外資環境の中のみならば英語で渡っていけるのですが、ベンダーなど外との交渉が不可能。気が付いてみると、まったくの誤解を生み出し、交渉がめちゃくちゃになっていることもあります。
日本での就業経験が無い留学組の日本人には、英語も完璧である人も少ないので、日本関係の仕事をしたいという人が多いのは当然です。そういう人には日本で働くことを最初に薦めます。日本で経験を積むことは、将来に自分が米国で暮したとしても、ベンチマークになるのです。
私が留学してもこちらで就職しても、やはり日本で5年間働いた、というベンチマークがあったため、米国の良さをより深く学ぶことができ、実力社会である米国でを楽しむことが出来たのだと思います。
若いころに日本で働かないと、文化や言葉も覚えません。決してネイティブでもない英語で、無理して米国に居つく人も居ますが、多くがアイデンティティ・クライシスに陥り気味で、多くの女性はとにかく地元の男性と結婚することでこのクライシスを超えようとしますが(日本男性はあまりモテないのでこの手法はあまり流行らない)、それも表層的な解決法でしかありません。
歳をとって、ノスタルジアに陥って日本に帰った時は、浦島効果で社会に戻ることは不可能になっているのです。海外に居ることは何のステータスにもなりません。自分と場所はいつも切り離し、自分に最高の投資になるようなキャリア構築が大事ですね。