適当ツィッター論(1)に続いて、またダラダラとかきなぐりです。今回はリツィートについての備忘録です。
最近、ツィッターの調査研究の上に登場したKlout.com。
Kloutは、ツィッター上の影響力をポイントで示すサービス。そしてKloutが研究で着目したのが、フォロワーの数でなく、リツィートされている数だそうです。単純に言うと、リツィートされている意見の多い人が影響力の高い人、という判断。
時間が支配するツィッターの世界では、皆があまり興味を持たない情報はどんどん過去に流されて行きます。しかし、興味をひく情報は、リツィートされてまた最新の情報としてツィッターに復活します。それがベルトコンベア上に置き直される商品のように流されても流されても戻ってくる。
そういった多数の人の興味を掴むツィートをする人が、影響力の強い人を言えるわけです。ただ、影響力が強いというのは、意見の内容の質とは関係ありません。あくまでも一般の興味を引くことをツィートしているだけです。
ですので、Retweet by Othersのツィートを読むと、一般の人の興味を掴みやすい。そして、数人が強い興味を持ったツィートは他の人も興味を持ちやすく、拡散されやすい。ソーシャルメディアでビジネスを目指している人は、フォローミーでなく、リツィートミーが正しいようです。
しかし、今のソーシャルメディア社会も、結局ネット有名人とそのサポーターによる保守化、つまりはマスメディア化、が始まっているという意見もあります。人間は安定や普遍性を求めるものですから、そのようなサポーターによる偏った意見への迎合、村化、が確かにあります。
しかし、まだまだロングテールの規模は遙かに大きいと思います。マスメディアによる一極化の情報発信があっても、まだアウトライヤーの意見はどんなに短い呟きでも、影響のある意見であれば、クリック一つで巨大なソーシャルメディア上で拡散される可能性をいつも持っています。
純粋に最新で何度もリツィートされている影響の高い情報を見つけやすいツィッターに対して、グーグルはロボットを使ったアルゴリズムで勝負をしますが、グーグルのアルゴリズムは結果として、情報の整理があまりにマスメディア的であるというジレンマがあります。つまり、検索数やキーワードの整合性での検索は、データベース検索としては有効ですが、本当にロングテールが求める有用な情報を、つまり「影響力のある」情報をロボットは集めることが出来ない。
自称ネット有名人はグーグル検索の上位入りを目指しますが、実はそこに本当に影響力のある情報は無いのかもしれません。時間で流される滝のような情報から、何度も何度も滝登りに近いリツィートされる情報は、時代精神にあふれ、今こそ必要とされている「何か」が含まれているのでしょう。
考えるヒントはネット有名人のブログより、Retweet by Othersに見つかりやすいのも実感するようになりました。中にはまだ社会経験も無い若い予備校生かもしれない人が呟いた一言が問題の真理を突いていることもありましたし、内容はともかく、全く変わった視点で考え方を変えさせるような言葉も見ました。こういったアウトライヤーを拾えるのも、ツィッターというメディアだけであって、検索エンジンでは無理なのです。
今はツィッターの内容をブクマするようなサービスもありますが、私は基本的に興味がありません。情報が本当に人々の興味を惹く内容なら、それはいつでもリツィートされ続けるからです。もちろん話題が古くなれば消えることもありますが、それでも良いのだと思います。
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