「おもいつき」的タイトルですが、今回のエントリーはまさに「おもいつき」だけです。去年からずっと世界の動きを見ていて、ブラックスワンとソーシャルメディアの関係に注目していました。また徒然なるままに備忘録的に書き込みをしてみます。将来のエントリーの下書き程度ですので、乱文失礼。
いきなりですが、現在のロングテール化する社会が、実はこれからブラックスワンを増殖させるのではないか、という仮定を立てて考えてみました。
マスメディアに対してソーシャルメディアとは全く異質な存在です。一極的に発信されるマスメディアの情報に対して、ソーシャルメディアは個人が発する情報が集まった状態。そこに見えるのは、マスメディアを遙かに上回る情報量です。簡単に言い直すと、気象台が見る「雪」と、住民全員が報告する「雪」の情報の質の違いです。前者は科学的に正しい事実ですが、後者はその雪が住民にどういった影響を与えているかという人間のレベルで実感の伴った事実です。
続いて、ソーシャルメディアはマーケティングが飛びついたように、事実以上に、個々の興味さえ露呈します。声を発することで皆が何を欲しているのか分かってしまう。雪が降って、住民全員が表現すると、雪の影響だけでなく、そこから住民が何を求めているのか知ることが出来る。住民の声が直接見える。
加えて、ソーシャルメディアの特徴は、個人間のインタラクションと情報の拡散。個人が情報を発信するだけでなく、お互いに情報を吟味しあうことが出来る。ツィッターのリツィートが良い例です。莫大に集まった情報から、より興味のある情報、つまり、価値があると思われる情報がロングテールが共用する価値として拡散され、実体化する。これは、情報のより正確化を助けます。また、アウトライヤーに発言権を与えたのもソーシャルメディアです。地位や名誉でなく、本当に価値のある情報だけが吟味されていく。「これだけ雪がふっているのに除雪車が少ない」これが例。
ソーシャルメディアが発信する情報は、マスメディアが「主流」としていた常識を覆すようなものになる可能性を孕んでいます。特にホモジニアスになった環境ではアウトライヤー達が平気で「裸の王様」を指摘し始めているからです。それも、ネット社会のように個人間で情報が最速で拡散される状態では、「個人の意見」が「個人の意見」で終わらない。
エジプトが揺れたきっかけを作ったのはネット社会です。いままで信じられていたものが凄いスピートで破壊される風景を目にしました。マスメディアよりもソーシャルメディアの情報に頼るのが正しい選択であったわけです。私も個人的には、マスメディアのニュースは最小限しか読まず、基本的にツィッターで情報を集め、個人ブログ等を読むようにしています。もちろん偏った意見 も大いのですが、必ず価値のありそうな情報は生き残るので、コレクティブにより正確な情報を集めることが出来るようになりました。
ブログ、Youtube、ツィッターなどを通してマスメディアの情報に対する異論反論が山のように寄せられ、極端な例としては、「リーク」という形をとって新しい情報が共有されるようにさえなりました。「今まで常識では考えられなかったこと」が大量に指摘され、その中で本当に大衆が必要とする情報はより拡散し、世界さえ動かす力を持っています。
言い換えると、より肥大したソーシャルメディアが、隠れていたとんでもない事実を露呈していくのが2011年以降なのではないか、と予感しています。そして、このソーシャルメディアの社会では、今までのように地位や名声に頼った生活習慣では生き延びることが出来ないかもしれません。なぜなら、ソーシャルメディアの最終的なゴールは体制の破壊かもしれないからです。本当に自分の感性に素直に、直感で生きていく人しか生き残れないかもしれません。
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